気にしてますか?ブランディング

 「あの人にはオーラがある」って言いますよね。古くは「後光が射している」とも言いました。

 

 そのオーラとか後光って、その人にあるように語られますし、宗教画にも神さまや仏様の後ろがピカピカしたりしています。でも、あれって見る側の脳内にあるものです、間違いなく。

 

 

 だって、テレビでよく見る人気タレントさんでも、日本人のいない国へ行けばただのアジア人としてしか見られないと聞きます。逆に、向こうでは普通の人なのに、日本では有名な方もいます。

 

 要は相手が自分をどう思ってくれるか。どうイメージしてくれているか。それは、カメラマン(写真家・フォトグラファー)を目指す人にとっても大切な事だと思うのです。

 

 クライアントは一般的に、経験も実績もあるカメラマンには、それに見合った大きな仕事と報酬を用意しなければいけないと考えます。その分、まだ経験や実績が心もとない若手のカメラマンには、比較的予算や規模の小さめな仕事が回ってきやすいのが実情です。

 

 

 

 

 

 カメラマンのほうも、駆け出しの頃は特に、撮影だったらとにかく何でも引き受けがちです。そうすることで自分に仕事を任せてくれるクライアントの信頼を少しでも多く勝ち取っていこうと考えるからです。

 

 では、若手にはいつ、どのタイミングで大きな仕事は回ってくるようになるのか?

 

 もちろん、カメラマンの誰もが徐々に仕事のステージを上げていけるものなら何の問題もありません。でも、中には理想的にステージが上がらず、苦労されている方もいるのが現実です。だから、カメラマンさんによっては、「下から上がろうとするのではなく、最初から上でスタートできるようにしたほうがいい。」と言う方もいるくらいです。

 

 それは、どうすればいいのか?

 

 

 

 

 例えば、『それなりの写真を撮れるようになった上で、巨匠として振舞い、巨匠的な仕事しか受けず、巨匠のイメージを周りにアピールしていく。』とか。

 

 例えば、『「あの人(誰もが知っているカメラマン)の下でアシスタントしていたの?すごいねー!」と言われるような師匠に就いて、その師匠の信頼を得た上で独立する。』とか。

 

 タレントさんや俳優さんに限らず、個人を看板にしていくつもりの人は、自身のブランド構築を意識しておく必要があります。こういったことが苦手な人は、上手な方に協力を乞うのも手です。

 

 ブランディング戦略において必要ならば、本当は地道な努力を積み重ねてきた人だって、そんな過去は無かったことにして、感性の従うままに生きてきた人ってイメージで売っていくものです。

 

 

 

 

 今どきなら、『インスタのフォロワー数を百万人にする。』というのは効果的かもしれません。

 

 でも一番ブレイク間違いないのは、『インスタのフォロワーに1人、ジャスティンビーバーがいる。』です。きっと。