先日、某編集部のご担当者さまから言われました。「田辺さん、外苑スタジオってスタッフ同士の恋愛禁止なの?本当?今どき、すごいね~(笑)」
スタッフから聞いたのだと思います。まったく、うちのスタッフは撮影中に編集の方と何を話しているかと思えば、んーなことを!
でも、本当です。社内恋愛禁止です。
そもそも、スタッフはフォトグラファーになるためのスキルアップを目的に、このスタジオに入ったはずですから。どーしてもというなら、「結婚するならOK」という特別ルールもあります。
過去には2組のご夫婦がこのスタジオから誕生しています。そのうちの一組の結婚式には、僕も神父として出席しました。
スタッフもたまに僕に聞いてきます。「田辺さん、このスタジオって社内恋愛禁止なんですよね?」
聞いてきた人が、女性スタッフなら僕はこう答えます。
「相手が将来、しっかりとしたカメラマンになれると思う?男としても、旦那として、いいと思える?まだ、わからないでしょ。だったら、もうカメラマンとして活躍してる人にしておきなよ。わざわざリスクを負う必要はないでしょ。どうしてもって言うなら、相手の男を僕に言ってくれれば教えるよ。同性だからね。その男が、カメラマンになれるかなれないか、男としてどうか、人として誠実か、わかるから。」
僕は男ですから、正直申し上げて女性スタッフの気持ちはよくわかりません。ただ、僕には大大大好きな小学生の娘がいます。
だから、女性スタッフのお父さんの気持ちは、すごくよくわかっているつもりです。大事な超カワイイ娘を甲斐性があるかどうかもわからないような男においそれとくれてやるわけにはいかないのです。
ぶっちゃけ言って、指一本触れてほしくありません。大事な娘が、男を見る目を身につけるには、多少の経験は積まないといけないことは理解していますが、そんなことはお父さんの見えないところでサクッとやっておいて欲しい。
だから絶対、社内恋愛禁止です。スタジオスタッフなら、そんなことよりやるべきことがあるはずですから。
とにかく、ダメなものはダメなんです。
ちなみに、男性スタッフが僕に社内恋愛について聞いてきたなら答えはこうです。
「そんなん、よそでやれ。」
男どもは悔しかったら、ちゃんとカメラマンとなって、しっかり稼げるようになって、それから交際申し込めっつーの!
今時そんなのあり?とか、パワハラだとか、きしょいとか、色々言われても結構。父は断じて許しません。
お後はよろしいです! 以上!!