プロ野球の巨人軍が13連敗という球団史上ワーストの記録を更新したそうです。もっとも、プロ野球にあまり興味のない僕にとっては、その連敗記録のことよりも、なんで「読売巨人」だけが「巨人軍」と言い、他球団はどこも「軍」が付かないのだろうということのほうが興味深い問題です(笑)
はい。僕は野球ファンでも何でもありません。ただのスタジオのマネージャーです。
ただ、マネージャーに言わせて頂けるなら、巨人はプロ野球セ・パ全12球団中、選手に支払う年棒総額が二番目多いチームなのだそうです。でも、今期のチーム成績は、お世辞にもそれに比例しているとはいえません。
もちろん、勝っても負けても離れることのないファンがいるからこそ、「強いに越したことはないけれど、何が何でも勝たなきゃならないってわけではない。」ということなのかもしれません。それよりも、球団経営的には広告効果として各球団から有力な選手をかき集め、常に注目され続けることのほうが重要なのだと思います。
それにしても、毎年のように他球団で活躍していた選手を集めてチームを構成するスターチームが、思うように勝てていないって不思議です。
ただのスタジオマネージャーの僕に言わせれば、各選手の好不調以前にチームマネージメントが上手に機能していないんだろうなーと思います。また、僕が言っちゃうとネタミにしかならないのですが、面構えとか、雰囲気とか、スター性とかで、チームマネージメントをする者を選んでも、上手に機能できるとは限らないことは、至極当然な話なのです。
ただ、大きな挫折を乗り越えれば、大きな成長を手にすることが出来るのは、どの業界も同じです。
有名な長嶋さんも、前監督だった原さんも、一度目の監督の挫折を乗り越えたからこそ、二度目のチャンスをモノにできたのだと思います。そもそも各チームでリスペクトされる存在だった自信家たちを束ね、それぞれの持ち味を発揮させるべく上手にマネージメントするなんて、そう簡単に出来ることではありません。
ところで、僕のいるスタジオでも、来春卒業を控える新卒予定の方向け求人がスタートしました。先日よりエントリー受付を開始し、来週から怒涛の面接ラッシュが始まります。
将来、フォトグラファー(写真家)になりたいと考える方が、どこで社会人としての一歩を踏み出すか。新卒予定の方からすれば、出来るだけ良い会社に入りたいと思うのは当然のことです。
ただ、どこの会社が良いのか。そもそも、何を基準に良い会社を判断するべきなのかかがわからない。だから、とりあえず一般企業と同じように会社として安心できるだけの規模や知名度を優先順位の上位に考える、という声は毎年よく耳にすることです。
そこでもし、今スタジオや制作プロダクションのアシスタントになろうとお考えの方がいるなら、ぜひ僕からご提案させて頂きたいことがあります。
それは、エントリーする企業を絞るにあたり、その選択基準を「チーム全体の意識の高さ」や「自分自身のハートに火が点くかどうか」にすることをおススメしたいのです。新卒の方々からすれば、それを知る手立ては少なく、難しいことだとは思いますが、すごく重要な要素だと思います。
それなりの実績と経験を持って巨人に集まった一流プロの選手たちですら、それを活かすことが出来なければ、リーグ下位に甘んじなければならないのです。恵まれた環境や、待遇はもちろん大切ですが、自分を活かすことを最重要視するのなら、あなたが「朱に交わり赤くなる」場所を吟味する必要は大いにあると思うのです。