先日、スタッフのJが、目をキラキラさせながらロケから帰ってきました。自分のアシスタントさんだけでなく、外部のロケアシスタントに対しも、厳しく情熱的に指導・叱責して頂けることで有名なフォトグラファーさんのロケで、いい話をたくさん聞いてきたようです。
以下は、Jが聞いた、フォトグラファーさんの語られた16の熱い想いです。
- お前は弱音を吐くな。愚痴を言うな。職場の8割は仕事の出来ない弱音や愚痴を吐くやつらだ。実際、仕事ができるのは2割くらいしかいない。そいつらは弱音も愚痴も吐かない。ただし、仕事には雑用が付き物だ。その雑用のためには8割のやつらも必要だ。お前は2割になれ。
- 全てに感謝する心を持て。今日、こうしてロケに行かせてくれたスタジオにも。このオレにも。お前のことを生んでくれた親にもだ。そうすれば、何かが見えてくる。だから、小さなことでも何でも、全てに感謝しろ。
- 人生も、仕事も、楽しい事だらけだよ。絶対にどんな辛い仕事の中にも楽しいことがある。それを見つけていけ。目をキラキラにして働いてみろ。そうしたら変われる。周りも変わる。絶対に腐るな。
- 本当に気持ち次第なんだよ。難しい事じゃない。とてもシンプル。楽しく目をキラッキラにして仕事をしていれば、仕事が上手くいくようになる。出来るようになる。絶対に。
- 言われたことがどんなに嫌だったとしても、そいつを見返す気で完璧にこなしてみろ。トイレ掃除でも何でもだ。そしたら相手はビックリするぞ。それは快感だ。オレはそうやってきた。喜ばれるのが好きだ。
- 今の若い人はみんな嫌がるけど、もっと大人と話したほうがいい。スマホ見つめてても何にもならない。生の人間ともっと関われ。それがお前のためになる。
- どうせやるなら2番じゃダメだ。1番じゃなきゃ意味がない。オレはスポーツも仕事も準優勝じゃ絶対に嫌だね。だから、誰にも負けないように人の何倍も努力する。そうやって頑張って3番手だったら、それでいい。1番になるために努力したことに意味がある。
- お前が飯を食いに店に入るだろ。その時、この人は出来る店員、できない店員って判断するだろ。お前もそうやって見られているんだ。撮影はプロが集まる場所だ。だから、自分がプロじゃないことに、恥ずかしさを覚えろ。そしたら頑張れる。
- プロ野球を見ろ。できない奴ですら、本当はめちゃくちゃ巧い。それでも、活躍できるのはほんの一部の選手だけだ。お前はまだ3番手のベンチだけど、いつか1番手のフィールドで活躍しなきゃいけない。そのためには、人と同じじゃ絶対にダメだ。何十倍でも今から努力しろ。変われるから。
- 友達なんかいらない。数人いれば充分。大勢いる奴は信用しない。人とつるんでも何の意味もない。他にやることは山ほどある。成功してから遊べ。
- 周りを変えようと思うな。自分を変えろ。そうすれば周りが変わってくる。後輩がついてくる。
- 自分が組織を引っ張れ。カメラマンになるなら。
- 上に上がりたいなら10年は辛くとも頑張れ。今がどんなに辛くても、30歳、40歳になってやらなかったことを後悔するより何倍もマシだ。ただし、楽しく頑張れ。
- カメラマンは1回でもミスすれば終わり。失敗は絶対に許されない。だから、厳しくなる。プロの世界だから。
- オレは休みはいらないよ。仕事が楽しいから、仕事をしながら気分転換している。休みなんか必要ない。特に若いうちはな。
- 本物のプロの絵を実際に見に行け。写真やるならルーブル(パリ)に見に行ってこい。写真、うまくなるぞ。