4月9日の入社から1カ月が過ぎました。
「まだ1カ月しか経っていない。」と感じる濃い日々と、「もう1カ月経ったのにこんなこともできない。」という自分との闘いは、すごく充実していて毎日がとても楽しいです。
入社する前、周りに外苑スタジオに就職が決まったと話すと、「体育会系のところを選んだね」と言われました。私からすると、他のスタジオを体験した事がないので比べようがありませんが、やり方やルールは当たり前のことをやっているように感じます。
スタジオに来られたカメラマンさんやアシスタントさんからは「外苑選んで間違いないよ」と言われます(これまで6回入ったスタジオのうち2回も)。はたから見たら厳しく感じる部分が、いわゆる体育会系と言われる部分なのかもしれません。しかし、そのやり方にはきちんとした目的とそうするべき理由があり、それを先輩方が丁寧に教えてくださるので、厳しいと感じることはなく、当たり前のことだと思います。そして、そのやり方が間違っていないからこそ、お客様にも「外苑はすばらしい」と言っていただけるのだと思います。
スタジオに入って強く感じたことは男女の差です。
身長はどうにもならないし、チカラもすぐにつくわけではありません。それでも、先輩や男性スタッフと同じように動けるようになりたいので、私は大きな荷物や重たい機材も率先して持つようにしています。ですが、低身長の女子が必死に運んでいたらお客様に「大丈夫?持つよ。」と言われてしまったり、初めから軽そうな荷物だけを渡されることもあります。
そんな中でも、遠慮なく大きな荷物を渡され、誰からも手伝われることなく運んでいく女性の先輩がいます。その先輩が言っていました。
「私はどんなものを持つ時でも、周りから無理しているように見えないように平然さを保つし、持ち方を工夫している。重い物の時は特に。」と。
私自身、スタジオに入るときに女性として扱われるのは正直嬉しくありません。「あの女の子、大丈夫かな?」なんて心配をお客様にされてしまったらスタジオマン失格だと思います。私がヒィヒィ言いながら持つ機材をすらすら持つ先輩みたいになれるように、工夫の仕方を盗み見て自分に取り入れていきたいです。
新卒入社8人の同期には入社した月日に差があります。私と1番初めに入社した人とは1カ月半の差があっても同期は同期です。セカンドとサードとして一緒にスタジオに入った時、その同期に何かを指摘されると、先輩に言われた時とは違った悔しさがあります。
できていないのは自分なので、言われたことは真摯に受け止め次に活かすつもりですが、そうやって“負けたくない”と思える環境に置かれることも、自分の成長にとって良いことだと思います。
入社したばかりの頃は何もわかりませんでしたが、じょじょに自分に足りないものに気付くことができてきました。これからはもっと視野を広く持ち、誰が何を求めているのか言われなくても気付けるように、そして男性スタッフに負けずに重い機材でも持てるスタジオマンになっていきたいです。
朝早くから夜遅くまで、日々の生活の中で空いた時間には、同期も先輩も関係なくみんなとは写真の話をいろいろします。普段撮る写真の話、好きな写真家の話、自分の将来のビジョン、それぞれがいろんなことを感じ考えているんだなぁと感じます。この中で将来名の知れたカメラマンになる人は何人いるんだろうか?その中に私はいるんだろうか?先の見えない今に不安もありますが、どうなるかわからない未来が楽しみでもあります。
これからはもっと悩みが増えると思います。自分のこと、人間関係、将来のこと、そんな時こそ同期や先輩と切磋琢磨して頑張っていきたいです。先輩方、同期のみんな、改めてこれからよろしくお願いします!
N(2018年4月9日入社)