~(下)からの続きです ~
☆ 元スタッフ・現直アシのOB&OGにLINEで送ったお願い
元気ですか?
お忙しいところ、すみません。
ちょっとお願いがあって連絡しました。
スタジオがどれだけ甘い世界だったかってことは、外の空気を吸っている今ならおわかりだと思います。そこで、まだその空気を知らずに日々平々凡々と過ごしている現役スタッフのために、ご意見をお聞かせ頂きたいのです。
『直アシについて痛感した、スタジオに居るうちに身につけておけば良かったと思うこと・改めておくべき考え方』を教えてください。
挨拶文句はいりません。思いついたことを箇条書きにして頂ければ充分です。ご多忙のところ、申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
☆LINEの返信(Dさんより)
返事が遅くなりました。
年末にかけて撮影が忙しく返事を送る暇がなかったです。
僕が直アシになって感じたのはもっとスタジオマンの時に作品撮りをしておけばよかったということです。
理由は
1.直アシにつくと師匠のライティングしか見れなくなるので、様々なカメラマンのライティングが見れるうちに自分のものにしておいた方がいいと感じました。
2.写真を撮る立場にならないと、カメラマンが何を求めているのかがわからないこともあると思います。アシスタントとしての幅が広がると思います。
3.直アシになると撮影の準備をするようになると思います。その日の撮影のことを考えて、どの機材を持って行くのか考えたり、スタジオにセット指示をするなど。この経験はなかなかスタジオマンでは積めないと思いますが、似たようなことは作品撮りの時に考えると思います。
4.作撮りするとなると、オペレーションやレタッチをすることになるので、PC周りの知識もつくと思います。
あと直アシになって感じたことは、機材扱い方や知識などの技術的な面はもちろんですが、より求められるのは他の方に気が使えるかだったり、ノリの良さだったり、愛嬌があったり、撮影中の空気を良くできるかなど、人間的な部分だと感じました。(これはついた師匠によって様々かもしれませんが...)