新型コロナ安心安全エアコン

 

 僕のいるスタジオ(パート2)のエアコン、日本に数台しかない特殊なものです。何が特殊って、スタジオ内にはエアコンの機械が一切ありません。あるのはいくつもの空気の吹き出し口と大きな吸い込み口だけ。いわゆる室内機や室外機と呼ばれる機械類はすべて建物の屋上にあります。

 

 これにより、エアコン運転中でもスタジオ内はとても静か。同録撮影(映像と一緒に音も撮る)でもエアコンを止める必要がないってことがウリなのです。でも、このスタジオには肝心の同録撮影がそれほど多くないってことがタマにキズ。それなのにこの設備、一般的なエアコンに比べて超高額。数年前に更新工事を行った時は○千万円のお金が飛んでいきました。

 

 実際、更新工事の際は、一般的なエアコンに変更するか悩んだものです。費用対効果で言えば、高価過ぎる設備ですから。結局、構造的な問題で一般的なエアコンを付けるのは難しいということが判明し、泣く泣く高額な特殊エアコンを更新しました。

 

 

 それが、ここにきて超心強いことになっているのです

 

 なぜならこのエアコン、エアコンには珍しく換気機能があるのです。

 

 あまり知られていませんが、一般的なエアコンには換気機能がありません。ただ温度を変えて同じ空気を回しているだけ。だから、たまに窓を開けるなど外気を取り込まないと部屋の空気は徐々によどんでいってしまいます。まあ、人が普通に呼吸する程度なら換気扇回しておけば充分ですが。

 

 で、何が心強いのか。

 

 それは、広いとはいえスタジオも密閉空間です。新型コロナの感染予防のためには、時折窓を開けて換気をしなくてはいけません。でも、このエアコンなら運転さえしておけば、大きな吸い込み口といくつもの吹き出し口により常に換気してくれるのです。

 

 世界がこんな危機的状況になることを見越していたわけではありません。本当は取り付けたくなかったけど、他に打つ手が無かったってだけの話です。何はともあれ、こんな時に少しでも安心できる環境を提供できて良かったです。閉鎖空間の換気にご不安のお客様には、1stと2stをおススメします。

 

宣伝になってしまいました。すみません。