いつか収束した時には笑えるために、今は滅びてしまわぬように。

 

 現在、スタジオでは新型コロナの感染拡大防止のため、ほとんどのスタッフが出社していません。ですが、スタジオアシスタントに、テレワークで出来る仕事はほとんどありません。そこで、事あるごとにZOOMで集まっては、何かしら刺激あることを催しています。

 

 機材やライティングについての勉強会はもちろんのこと、先日はスタジオOB&OGフォトグラファーにご登場いただき、経験談やアドバイスを聞いたり、質疑応答で盛り上がりました。Yさん、Aさんありがとうございました!

 

 昨日は、初めての試みでスタッフフォト次回出品作の批評会を行いました。これがかなりの手ごたえあり。お互い面と向かっていない分、みんな好き勝手言い合います。やっぱ、こうでなきゃです。

 

 上下関係とか人間関係が邪魔して言いたいことも言えない間柄って、チームのパフォーマンスとしては最低です。そんな関係はこの世からすべて無くなればいいと思います。

 

 だからと言って、意見を言う側の悪意や無知が相手を傷つけてしまうのも困ります。そこで、ZOOM批評会を開催するにあたり、お互いが高め合える関係でいるためのルールを周知した上で挑みました。

 

 ルールは、2つ。一つは、人の作品に意見を言うときは、気づきを与える提案って形で言う。もう一つは、批評される側は、作品を批判されてもスネたり、ムカついたりしない。悔しい想いは作品で見返す。

 

 結果、先輩後輩関係なく、とても有意義な時間になりました。でも、みんなの作品をみんなで批評したので、丸一日かかってはしまいました。緊急事態宣言中だからこそできたこの贅沢な時間の使い方。コロナ以前の日常が戻ったらこうはいきません。

 

 今後はSNSを駆使して、この有意義でリッチな時間をみんなが同時に集まれなくても侃侃諤諤やっていければと思った次第です。

 

 

 

 最近よく聞く「コロナに負けるな」って物言い。この困難な状況をみんなで団結して乗り越えようって意味だと思います。これって守るべき生活基盤を我慢によって守れる人たちのための言葉です。

 

 でも、世の中にはこの状況で我慢していたら、すべてを失いかねない人がいます。その人たちに求められるのは「負けるな」という努力目標ではなく、「絶対負けるわけにいかねー」って底意地的決意です。

 

 「コロんでもタダでは起きるな」

 

 やがてコロナが収束した時には笑えるために、今は滅びてしまわぬように。今やれる限りの工夫と努力。僕も何でもやります。何かあったら教えてください。